岡山市 8月から健康ポイント事業 18歳以上 歩数や飲食で景品交換

岡山市の新しい健康ポイント事業について説明する大森市長

 岡山市は26日、健康的な活動に取り組む市民を対象に、景品と交換できるポイントを付与する新たな健康ポイント事業「OKAYAMAハレ活プロジェクト」を8月1日から始めると発表した。従来の同種事業「おかやまケンコー大作戦」を一新。対象年齢を引き下げ、日常活動でポイントを稼げるよう基準を広げるなどしてより多くの市民の参加を促す。事業期間は2025年度末まで。

 大作戦は市民の健康寿命の延伸や医療費の抑制を狙いに19~21年度に展開。市内在住か在勤の35歳以上がスポーツジムの利用、栄養バランスの良い弁当購入といった健康につながる活動でポイントをためると商品券などと交換できる仕組みで、約1万4千人が参加した。

 ハレ活の対象は18歳以上に大幅に引き下げる。ポイントが付与される活動は自転車通勤のほか、市などが主催するイベントへの参加や文化施設利用、店舗の指定メニューの飲食など。日常生活で無理なく継続的に取り組めるよう設定し、社会参加も促す。

 ポイントの付与対象となる歩数の記録、獲得状況の確認から特典応募まで対応する専用アプリを導入。獲得ポイントは毎月と年間、電子ギフト券やホテルの食事券といった商品が当たる抽選で活用できる。

 期間中の参加者数は3万人を目指しており、26日に記者会見した大森雅夫市長は「家族や友人、職場の仲間などと誘い合って参加してほしい」と呼びかけた。

 市は8月1日~9月30日にハレ活に参加した全員に100ポイントを贈呈するキャンペーンを実施。スマートフォン操作に不慣れな人向けの相談会も市内各所で開催を予定している。

 問い合わせはハレ活プロジェクト事務局(平日午前10時~午後5時、050―3093―4278)。

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