原作者・遠藤達哉が総監修を手掛ける『SPY×FAMILY展』が7月20日(木)より松屋銀座・イベントスクエアにて開催されている(全日日時指定制)。おなじみの名シーンのイラストや、立体造形、映像など300点を超える展示品に加えて、会場内ではキーワードミッションも実施。人気キャラクターたちを“調査”しながら、原作の世界観を幅広く楽しめるような内容となっている。
来場者はWISEの新人スパイに
『SPY×FAMILY』は凄腕スパイの黄昏(たそがれ)が、与えられた超難関任務をクリアするため精神科医ロイド・フォージャーに扮し、「人の心が読める」という超能力を持った少女・アーニャ、殺し屋の顔をもつヨルとともに仮初めの家族として過ごす日々を描いたスパイアクション×特殊家族コメディ。
2019年の連載開始以来、コミックスの累計発行部数は3,100万部を突破。10月からアニメ第二期の放送がスタートし、12月22日には『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が公開される。
エントランスを入ると、キャラクターのシルエットとスポットライトが当たった作品ロゴが、来場者をお出迎え。
作中にも出てきた証明写真機の特殊な入り口を進めば、そこはWISEの隠れ家(セーフハウス)。
来場者はWISEの新人スパイとなり、研修として黄昏が扮した精神科医ロイド・フォージャー、そしてその家族と関係者を調査する“MISSION”に。
「フォージャー家」の展示では、同展のために遠藤氏が新たに描きおろしたキャラクターイラストの他、額装イラストや各種パネルからロイド、アーニャ、ヨル、ボンドの詳細情報を調査することができる。
また、フォージャー家のリビングが再現されており、家族の絆が垣間見える額装イラスト、1週間コーディネートのパネルも展示されている。
本邦初公開となる設定資料も充実
巨大アーニャのプロジェクションマッピング「アーニャ100FACE」で、100種類に及ぶアーニャの喜怒哀楽を体感した後は、アーニャが通う名門校「イーデン校」の展示エリアへ。
個性あふれる生徒や先生たちの紹介に加えて、ダミアンやベッキーといったキャラクターたちのエピソードも余すことなく網羅。図工の時間に作ったダミアンとアーニャ“合作”によるグリフォン親子も、間近で見ることができる。
照明を落とした空間では、冷戦下の東西関係者の詳細情報に迫り、黄昏と名乗ることになる登場人物の過去のエピソードも紹介されている。
WISE本部「EYES ONLY極秘映像資料」は、3面シアターの映像エリアで、スコープや双眼鏡、ライトなどの演出でアトラクション感あふれる体験ができる。
また、第1話のネームやアナログ原稿の丸ごと展示や、本邦初公開となる設定資料も充実。展示の最後には、コミックス表紙でフォージャー家が座っているデザイナーズチェアのフォトスポットも設置されている。
オープニングセレモニーには、家族そろって『SPY×FAMILY』の大ファンだというタレントの藤本美貴が駆けつけ、展示を堪能。「子どもも大人も楽しめる展覧会ですね。衣装もリアルだし、『アーニャって、こんなにちっちゃいんだ』とかサイズ感を感じられることができる」と瞳を輝かせた。
作品の魅力は「本当の家族ではない3人が、お互いの良さを認め合って、ちょっとずつ本当の家族になっていくところ」と話していた。
開催情報
『SPY×FAMILY展』
~8月13日(日)松屋銀座8階イベントスクエアにて開催
※全日日時指定制(会期中無休)
※大阪、福岡、札幌を巡回
(Medery. Character's/ 内田 涼)