10年連続の最終戦切符へ正念場 松山英樹はトップ30まであと何ポイント?

10年連続の最終戦進出という“快挙”を目指す※撮影は「全英オープン」(撮影/村上航)

◇米国男子◇3Mオープン 事前(25日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7431yd(パー71)

フェデックスカップランキング上位者だけが出場できるプレーオフシリーズは、今季から出場人数が大幅に絞られることになった。

まずは上位125人→70人となった初戦「フェデックス セントジュード選手権」(8月10日~/テネシー州TPCサウスウィンド)の切符をかけた戦いが、今週を含めたレギュラーシーズン残り2試合で決着。ツアー通算15勝、過去7シーズン連続で精鋭30人だけの最終戦「ツアー選手権」を経験したジャスティン・トーマスも、フェデックスカップランク75位からの浮上を目指して今大会に初参戦する。

2戦目「BMW選手権」も70人→50人にハードルが上がり、ランク54位の松山英樹もこの2試合が正念場だ。継続中の選手として最長となる9年連続の「ツアー選手権」進出を果たしてきたが、今季のトップ10入りは2試合にとどまる。現在50位のニック・ハーディとは68pt差、30位のジョーダン・スピースとは381pt差がある。

メジャーを除くレギュラーシーズンの試合で得られるポイント配分は基本的に優勝500pt、2位300pt、3位190pt…11位で70pt。プレーオフシリーズに入ると優勝2000pt、2位1200pt、3位760pt…6位400ptと4倍にアップする。ほかの選手の成績によって変動はあるものの、少なくともプレーオフ初戦終了までに約70pt、2戦目終了までに約400ptの加算はマストになる。

2024年シーズンに8試合を予定している「指定大会(ディジグネイテイテッド・イベント)」に出場するためにも、BMW選手権まで生き残ることが重要になる。指定大会は出場人数を70~80人に絞り、予選カットなしで行われるエリートフィールド。出場資格はフェデックスカップランク上位50人、世界ランク上位30人などに限られる見込みだ。

松山は前週のメジャー「全英オープン」を13位の好成績で終了。タフな連戦を組んで、10年連続のツアー選手権を目指す。

フェデックスカップポイント配分

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