漁船が衝突事故 乗っていた80代男性が後頭部から出血も、自力で消防署へ 愛媛

26日未明、愛媛県今治市の沖合で、漁船が衝突する事故があり、乗っていた男性1人がけがをしました。

消防と海上保安部によりますと、26日午前2時ごろ、80代の男性が西条西消防署を訪れ、「船で事故をした」といった内容の話をした上で、背中や腰に痛みがあると訴えました。

救急隊員が確認したところ、後頭部からの出血などが確認されたことから、男性はその後、病院に救急搬送されました。

海上保安部の調べに、男性は「夜間の航海中、台船とみられるものと衝突した」と話しているということです。

また、男性の証言などから、衝突事故があったのは、比岐島の北の海上とみられています。

事故当時、漁船には男性のほかに、もう1人が乗っていましたが、けがはありませんでした。この事故による油の流出は確認されていません。

海上保安部は、付近の海を捜索して、衝突した台船の発見を急ぐとともに、事故の詳しい経緯を調べる方針です。

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