千葉市稲毛区のコーヒーショップ「エウレカコーヒーロースターズ」が、独自に開発したクラフトコーラ「西千葉コーラ」の瓶詰めシロップを発売した。コーヒーのブレンド技術を参考に「飲みやすく心地良い味わい」を実現。炭酸水だけではなく、牛乳やアルコール類などで割っても楽しめる。同店の製作担当者は「千葉の特産品になれば」と期待している。
クラフトコーラはフルーツやスパイスなどを煮詰めて作ったオリジナルのコーラ。作り手ごとに異なる味わいが特徴で、ご当地コーラが話題になるなど、各地に広まっている。
同店は2020年、レモンとライム、ショウガをベースに、カルダモンやシナモンなどのスパイスを加えてクラフトコーラの素になるシロップを開発。肝となるカラメルにはコーヒーが隠し味で入っている。
担当した菅みな美さん(36)はコーヒーのブレンドの経験を生かし「最初にイメージした味を作り出すため、スパイスの配合や入れるタイミングなどを試行錯誤してきた」と振り返った。「一つの素材の味を突出させず、飲みやすさにこだわった」と西千葉コーラ独自の風味に仕上げた。
同年から京成千葉線みどり台駅近くの店頭で、夏季限定で炭酸で割った西千葉コーラの販売を開始。通年で飲みたいと顧客からリクエストがあったこともあり、今月、瓶詰めシロップを発売した。
「炭酸水にとどまらず牛乳や紅茶、焼酎、ジンなどで割ってもおいしい。自分の好きな組み合わせを見つけて」と菅さん。「食事にも合うので、周辺の飲食店にも使ってほしい。千葉の特産品として根付かせたい」と話した。
200ミリリットル入りで1900円(税込み)。問い合わせは同店eurekacoffeeroasters@gmail.com