医師不足、対策強化訴え 12県知事が提言

 医師不足に悩む12県で構成する「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」(会長・達増拓也岩手県知事)は26日、山梨県北杜市で開いた会合で、国に対策強化を訴える提言をまとめた。必要な医師数を確保するには、医学部の定員増などが必要としている。

 提言は地域医療の現状について「医師不足により、危機的状況にある」と強調。新たな感染症が発生しても医療を提供できるようにするには、医師数を増やさなければならないとして、医学部の新設や大幅な定員増を求めた。

 会合は北杜市を会場とした全国知事会議の終了後に開かれ、出席者からは「地域医療の重要性を感じてもらうことが重要」といった意見が出た。

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