津山・宮川で児童が水辺環境学ぶ 水質調査や観察 自然の大切さ理解

宮川で魚を捕まえる小学生ら

 小学生が水辺の環境を学ぶ津山市の「水の学校2023」が23日、宮川に架かる高専橋(同市山北)付近で開かれ、水質調査や生き物の観察を通じて自然を守る大切さについて理解を深めた。

 市内の小学2~6年生と保護者計24人が参加。NPO法人エコネットワーク津山の神田寿則さん(67)から指導を受け、水中の汚れに反応して色が変わる薬品で水質を調べたり、網で魚や虫を捕まえたりした。汚泥などを好むカワニナ類やヒラタドロムシ類が多く捕まり、調査地点は少し汚れた水が流れていることが分かった。

 神田さんは海ごみ問題にも触れ「年間約800万トンのプラスチックが海に流出し、生き物が食べて死んでしまう。将来、ごみ量が魚数を上回るという推計もある」と説明した。

 高野小6年男児(11)は「環境のために出したごみは家で捨てるよう心がけたい」と話していた。

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