【高校野球】準決勝 習志野と千葉商大付の熱い戦い…試合後のインタビューでは

【高校野球】準決勝 習志野と千葉商大付の熱い戦い…試合後のインタビューでは

 7月25日、夏の高校野球千葉大会の準決勝。
 第1試合、習志野vs千葉商大付の戦いでは、習志野高校が見事に8-0の7回コールドで決勝への道を勝ち取り、27日の決勝戦に駒を進めました。

 試合が終わり、両校は何を思うのか?

 チバテレがインタビューしました。

 習志野高校の小林監督は、25日の試合について、以下のように振り返りました。

習志野高校 小林監督
「立ち上がりのところで、たまたま習志野が点数が取れたこと、そして守備で先頭バッターを出したり失点をしてしまうようなケースで、ダブルプレーで2つほど切り抜けられた。本当に点差ほど力の差もなく、千葉商大付の勢いを最後まで感じ、ヒヤヒヤしながらベンチで見ていた」

 いよいよ2019年度以来の“夏の甲子園”出場に向けて王手をかけた習志野高校。
 小林監督はここまで上り詰めてきた選手たちにメッセージを送りました。

習志野高校 小林監督
「ここまで本当に選手たちはよく頑張って、暑い中でもコンディションが崩れることなくいい状態で来れているので、ゆっくり休んで27日の決勝戦に備えてくれれば」

 習志野高校といえば、応援で鳴り響く迫力満点の「美爆音」が有名!
 そんな美爆音について、3年の藤崎選手は感謝を述べつつ、決意を新たにした様子でした。

習志野高校3年 藤崎選手
「本当に応援で勝っていると思うので、とてもありがたいです。(試合相手に)どこが来ても変わらないので、思いっきり全力プレーしたいと思います!」

 前回に引き続き準決勝でも先発で投げることとなった3年の湯浅選手も、甲子園へかける熱い想いを語ってくれました。

習志野高校3年 湯浅選手
「緊張はこの間よりしたが、自分のピッチングを貫けたので、そこはよかった。味方が1、2回で得点を取ったので、楽にマウンドに上がることができた。課題も見つかったので、次までに修正をしたい。2022年にピッチャーを始めてから、この日のためにやってきた。投げられるのであれば完投して甲子園に行きたい」

 対して、ノーシードからの叩き上げで挑んだ準決勝で、惜しくもこの夏に幕を閉じることとなった千葉商科大学付属高校。
 インタビューを受ける3年の山本選手の顔には、晴れやかな笑みが溢れます。

千葉商大付3年 山本選手
「もう、やりきったという思いだけです。全て出し切りました!自分たちの代は人数も多かったので、全員で『勝ちたい』と思っていた。ここまで勝ち上がれて嬉しいです。(試合は)チーム全員で『楽しみながらやろう』と話していた。“イケイケ商大”で行けたので、ここまで来られたのかなと」

 そんな山本選手が今一番感謝を伝えたい相手は、保護者たちだと言います。

千葉商大付3年 山本選手
「毎日ご飯を作ってくれたり、色々とサポートしてもらって本当に感謝しかない」

 山本選手は最後に、後輩たちに向けて激励のメッセージを送りました。

千葉商大付3年 山本選手
「下級生は人数も少ないから大変になると思うが、自分たちらしく頑張ってほしい」

 千葉商大付のベスト4入りは33年ぶりとなったこの夏。
 ノーシードから上り詰めた今回の結果について、主将の平山選手は良い夏だったと振り返ります。

千葉商大付3年 平山主将
「ここまで来られて嬉しかったという気持ちの方が強い。ノーシードから準決勝まで来られたので、それだけ注目してもらえて、自分たちでは味わえないようなことを体験させてもらえたので、良い夏だったなと思っている」

 また、習志野高校の“美爆音”に負けじとZOZOマリンスタジアムに響いた千葉商大付の応援についても話してくれました。

千葉商大付3年 平山主将
「応援の声に関しては、習志野高校にも良い勝負をしていると思っているので、応援が本当に力になった」

 野球に打ち込んだ3年間の高校生活を振り返って、平山主将が今思うのは…。

千葉商大付3年 平山主将
「辛かったときもあるが、楽しかった。良い3年間だったと思っている。全員で“イケイケ押せ押せ”で盛り上がっていこうというチームでした。一番に感謝を伝えたいのは、チームのメンバー外の3年生たち。メンバーが決まってからずっとサポートをしてくれたので感謝している。ノーシードでも諦めなければここまで来られるので、後輩には頑張ってほしい」

 いよいよ残すところ決勝戦のみとなった夏の高校野球千葉大会。
 ここからまた新たな物語が始まっていくことに期待が高まります。

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