児童の虐待死を繰り返さないために…休日や夜間の相談受け付けを「外部委託」など児童相談所の体制強化を報告 岡山市

支援を必要とする子どもへの対応を行う組織の代表者が岡山市で会議を開きました。

2022年1月に岡山市で当時6歳の女の子が死亡した事件の教訓を生かし、岡山市は児童相談所などの体制を強化したと報告しました。

(岡山市/竹中正博 副市長)
「二度と同じようなことを繰り返さないということが強く求められている」

会議には岡山市の民生委員や児童委員、教育委員会、医師会などの代表者が出席しました。

2022年1月、岡山市の西田真愛ちゃん(当時6歳)が死亡しました。死亡する前、真愛ちゃんは繰り返し虐待を受けていたとされています。

岡山市の対応を検証した有識者会議は2022年10月、児童相談所が必要な情報を集めて適切な判断を行うことができていなかったことや、職員が抱えている事案が多すぎたことを指摘しました。

この結果を受けて岡山市は2023年4月から、休日や夜間の虐待などの相談受け付けを外部委託し、職員が日常業務に集中できる環境を整備したと報告しました。

また、虐待が疑われるケースの情報を共有し、各機関の役割分担を明確にする「共通アセスメントシート」を導入したことなども報告しました。

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