広島カープ 8連勝でリーグ50勝 1番乗り!

広島カープ、8連勝です。阪神も勝ったので、まだ2位ですが、とにかくカープが強いんです。

7月25日(火)広島 vs. ヤクルト 13回戦(マツダスタジアム)

オールスターをはさんで7連勝と絶好調のカープ。4年ぶりの8連勝を託されたのは、オールスターの先発から中4日での登板となる 九里亜蓮 。防御率2点台の右腕ですが、その立ち上がり、いきなりピンチを迎えます。フォアボールから1アウト・ランナー3塁・1塁のピンチ。ヤクルト・中村に高めのチェンジアップを外野まで運ばれ、タッチアップで3塁ランナーがホームへ。先制を許します。

さらに3回、1点を失い、なおも1アウト・ランナー3塁・2塁と大ピンチ。3塁線を抜けるかと思ったオスナの打球でしたが、デビッドソンがチームを救うファインプレー。バックが九里を盛り立てます。

追いつきたいカープ打線は、そのウラ。1アウト・ランナー2塁・1塁でこの日も4番の 上本崇司 。低めのスライダーを引っ張ってタイムリーヒット。1点を返します。

一方、先発の九里は、オールスター疲れもあるのか、本調子とはいかないものの、粘りのピッチング。6回3失点とゲームを作り、後続に託します。

2点を追う6回の攻撃。1アウトから5番・坂倉将吾 が、相手の意表を突くセーフティバント。その後、チャンスを拡大して、3試合連続安打中の7番・小園海斗 。「なんとしてもつなぐ気持ちでいきました」とタイムリーヒット。1点差に詰め寄ると、まだチャンスは続きます。

2アウト・3塁・1塁でこの日は、代打出場の 野間峻祥 。高めのカットボールをしっかりととらえて同点のタイムリー。野間の一振りで試合を振り出しに戻します。

そして、やってきました、“カープ、ラッキー7の攻撃” ―。5番・坂倉将吾 が、敬遠されて2アウト・2塁・1塁。ヤクルトバッテリーが相手に選んだのは、6番・デビッドソン。「スライダーを待っていた」と、してやったり。フェンス直撃のタイムリーツーベースで勝ち越しに成功します。

これで終わらないのが、今のカープ。小園が125キロのカーブをとらえ、ダメ押しのスリーベースヒット。2打席連続のタイムリーでヤクルトを突き放します。

そして、9回のマウンドは、守護神・矢崎拓也が、3人でぴしゃり。カープは、これで4年ぶりの8連勝。セ・リーグ6球団で50勝に1番乗りと、快進撃はまだまだ続きます。

広島カープ 秋山翔吾 選手
― これからに向けて
「いい打撃内容と結果がしっかり出るように準備をして、みなさんに喜んでもらえるようにがんばりたい」

広島カープ 野間峻祥 選手
「あしたも勝てるようにがんばりたい。あしたも勝てるように熱い声援、よろしくお願いします」

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