衆院選新東京1区を制するのはどの政党?自民・立憲・参政・維新の戦いを分析!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年7月25日に公開された動画のテーマは……衆院選注目選挙区!東京1区

今回はMC鈴木邦和と選挙ドットコム編集部で元都政新報記者の伊藤由佳莉で、東京1区の予想される顔ぶれや現時点での予想について語っていただきました。

花の東京1区を制するのは誰?

【このトピックのポイント】
・東京1区は自民と立憲が議席を取り合う。自民は公明の票をどこまで固められるかがカギ
・立憲は共産党区議の議席減で支援体制に不安要素あり
・維新と参政党が自民・立憲の票を削り東京1区は接戦が予想される

東京1区 予想される顔ぶれ

1996年の小選挙区制導入以来、自民党と野党第一党で議席を取り合ってきた東京1区。次期衆院選では自民党は山田美樹氏、立憲民主党の海江田万里氏が引き続き立候補を予定しています。

さらに、参政党の吉川里奈氏と、維新もここに参戦するといわれています。

維新の候補は明らかになっていませんが、現在噂されているのが参院議員の音喜多駿氏。鞍替えが噂されており、1区がある新宿で国政報告会を実施したことも注目を集めました。

MC鈴木「ちょっとそれはなんか『匂わせ』なんじゃないかみたいな?」

編集部・伊藤「気になるところですね」

東京1区の変更点

東京1区は区割り変更によって、千代田区と新宿区で構成されることになり、これまで1区だった港区は7区に変更になりました。

もともと千代田区と新宿区は自民と立憲が圧倒的に支持を集めるエリアですが、港区に関しては比較的支持がばらけています。

特に前回の衆院選の結果を見ると、維新の小野泰輔氏は千代田区・新宿区と比べて港区での得票率が高く、7区に移動した背景にはその影響もあるのかもしれません。

2021年衆院選結果振り返り

前回の衆院選では自民の山田氏が約10万票を集め当選しました。次期衆院選で気になるのは自公の関係がどう影響するかというところ。

編集部・伊藤は区政と都政でも自公が連携している点を踏まえ、活動量は減っているものの報道で取りざたされるような、公明党からの選挙応援がゼロになるような状況ではないと分析します。

一方で、東京1区は自民党と立憲民主党が拮抗し、選挙のたびに勝者が入れ替わるような接戦の選挙区です。そのため、どこまで公明党の票を集められるかが結果に大きく影響する可能性にも言及しました。

立憲の海江田氏は2017年以来共産党との野党共闘で候補者を一本化しているものの、前回の衆院選では前々回より得票数を減らし、比例復活で当選しています。

支援する共産党も今年の千代田区議会議員選挙では議席を1名に減らしており、支援体制にも不安があることは否めません。

MC鈴木も「海江田さんがここから票を伸ばすのは結構大変そう」と同意しました。

ここに維新が立った場合、票はどのように動くのでしょうか。編集部・伊藤によると維新は保守層から支持を集めており、東京では自民の票を削る可能性が高いとのこと。

統一地方選挙での躍進からの勢いでどこまで維新がどこまで票を上乗せできるのか、また自民党がどこまで公明党の票を固められるかが選挙戦のカギとなりそうです。

また、参政党は保守的な考えではあるものの、世論調査では反政権寄りの支援者が多いという結果が出ており、選挙では自民と立憲、両方の票を削る可能性があります。

MC鈴木「今の話を総合するとそれぞれの票が減って維新が増えて、前回よりも低い票のラインで接戦になるかもしれないですね」

編集部・伊藤「そうですね。今までの自民党対民主党っていう二大政党のぶつかり合いから少し構図が変わってくる可能性はあると思います」

現時点ではまだ選挙前ということもあり、どの陣営も決め手に欠ける状況といえます。編集部・伊藤は「現職が組織的にも強い」としつつ「選挙のタイミング、政権の運営状況、他の政党の状況などで左右されやすい選挙区」とコメントしました。

「花の1区」と呼ばれ、衆院選全体の趨勢を占う東京1区。今後もその動向から目が離せません!

動画本編はこちら!

東京1区に自民・立憲・参政・維新が名乗り!花の1区を制するのは誰?

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