食品宅配のオイシックス・ラ・大地は26日、給食市場に本格参入すると発表した。保育施設向けのカット済み食材提供を強化し、栄養士らの業務の省力化を支援する。傘下の給食大手シダックスのノウハウを得ながら、高品質で低コストな原料を自社で調達できる強みを生かす。
当面の提供対象エリアは埼玉、千葉、東京、神奈川、滋賀、京都、大阪の1都2府4県で、今後全国に広げる方針。
浜崎真一執行役員が、東京都内での事業説明会で「栄養士の業務は約7割が調理時間に割かれている」と指摘。カット済み食材の提供により調理時間が3割削減され、園児らの栄養相談やアレルギー対応などに充てる時間ができると説明した。