特養が迎え行かず、独居男性死亡 短期入所予定6日後に発見

 大阪市生野区の特別養護老人ホームが、ショートステイ(短期入所)を予約していた80代独居男性を予定した日に迎えに行かず、男性が6日後に自宅で亡くなった状態で見つかったことが分かった。運営する社会福祉法人「慶生会」が26日、明らかにした。データ管理ミスが原因だとして、遺族に謝罪した。

 慶生会などによると、亡くなったのは生活に介助が必要な「要介護5」の認定を受けていた大阪府東大阪市の男性。慶生会が運営する生野区の特養「瑞光苑」の短期入所の利用者で、15~21日を予約した。

 12日に利用システムのトラブルが発生。復旧に伴うデータ確認作業で、施設側が男性らの予約情報を見落とした。

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