重傷男性が再建の園を初めて訪問 相模原殺傷から7年、仲間に献花

花束でいっぱいになった津久井やまゆり園の「鎮魂のモニュメント」の献花台=26日午後、相模原市

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件の発生から7年となった26日、当時入所していて重傷を負った尾野一矢さん(50)が再建された園を初めて訪れ、亡くなった19人の仲間に献花した。付き添った母のチキ子さん(81)は「何回も挑戦してやっと来られた。つらい記憶より、今日懐かしい人々に会えたうれしさを覚えていてほしい」と語った。

 永井清光園長(53)や、事件前から園で暮らす奥津ゆかりさん(54)も園の追悼式の後、施設前の「鎮魂のモニュメント」で手を合わせた。

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