【高校野球】専修大松戸vs志学館 準決勝の“想い”を胸に…高校野球の夏は続く

【高校野球】専修大松戸vs志学館 準決勝の“想い”を胸に…高校野球の夏は続く

 7月25日、夏の高校野球千葉大会の準決勝。
 第2試合、専修大松戸vs志学館の戦いが行われ、専修大松戸高校が15-7の7回コールドで決勝への進出を決めました。

 死力を尽くした試合が終わり、両校の選手たちの心境は…。
 チバテレがインタビューを行いました。

 ホームラン2本、中山選手は4安打となった今回の結果について、専修大松戸高校の持丸監督は、こう振り返ります。

専修大松戸 持丸監督
「こんなに打撃戦になるとは思いませんでした。もう、中山にかけていましたね。頼りになる3番です。(序盤での投手の交代は)変化球でストライクが取れなかったので、早めに代えた方が良いかなと」

 甲子園まで残すところあと1勝となった専修大松戸。
 持丸監督は甲子園出場への想いを語ってくれました。

専修大松戸 持丸監督
「ぜひもう一度、あの甲子園で生徒たちとやらせてもらいたいですね」

 専修大松戸2年の中山選手は、4安打という成績を残した今回の試合について、流れを変えた一打を以下のように振り返りました。

専修大松戸2年 中山選手
「ビハインドの展開だったが、自分の一打で同点に追いつくことができ、そこからチームも流れに乗れたのでよかった。監督から『打て』というサインが出たので、思いっきり打つことができた」

 あらためて決勝戦の抱負を聞かれると…。

専修大松戸2年 中山選手
「次勝たないと、ここまでやってきた意味がなくなる。このチームでもう一回甲子園へ行って、全国制覇・県内無敗を達成できるようにやっていきたい」

 専修大松戸で主将としてチームを引っ張る大森選手は、今回の試合を振り返り、あらためて甲子園へ向けて決意を新たに抱負を語りました。

専修大松戸3年 大森主将
「今回からは絶対援護するって気持ちで入った。ピッチャーが打たれたり、苦しんでいる中で援護できたのは前回の反省を活かせている。それを含めて良いゲームができた。あと一つで目指している甲子園。ここにかけて今までやってきたので、悔いなく全力で挑みたい」

 一方、甲子園まであと一歩というところで敗北を喫することとなった志学館。
 3年の鈴木選手はこの夏を振り返り、以下のようにコメントしました。

志学館3年 鈴木選手
「力負けしてしまったが、今まで全力でやってこれたのも、皆の応援があったからこそ。悔いはないです」

 自身が4回までピッチャーとして投げ続けたことについては…。

志学館3年 鈴木選手
「疲労はあったが、いろいろな方が声をかけてくれて、自分が抑えてやろうという気持ちで投げた。志学館にきて、ダメなところを素直に受け入れることを教わった。志学館にきて本当に良かった。1、2年生は力があるので、自分たちのプレーを信じてまた1から頑張ってほしい」

 主将として志学館を支え続けた3年の貝塚選手は、準決勝での試合、そして野球に打ち込んできた3年間について振り返りました。

志学館3年 貝塚主将
「もっとこの仲間でやりたくて悔しいという気持ちが今、一番あります。(タイムリーは)あとは自分がアウトになれば終わりという場面だったので、1イニングでも長くこの仲間と野球がやりたいという想いでバッターボックスに立ち、結果的にヒットとなった」

志学館3年 貝塚主将
「この3年間は悔しいことの方が多かったが、いざ今になるとやりきったという感じで悔いはないし、本当に楽しかった。自分たちも新チームがどん底から始まったが、こうして頑張れば絶対最後には勝ち上がれる。後輩には諦めずに、甲子園にいってもらえるように頑張ってほしい」

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