ファミリア求めて「阪急うめだ」が熱狂の渦に、お目当ては?

ベビー子ども服ブランド「ファミリア」(本社:神戸市中央区)が、百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)でポップアップショップ『みらい百貨店』を開催。7月26日の初日には、ここでしか買えないコラボ商品を目当てに、多くの人が集まった。

『みらい百貨』初日の様子、「BAGGU」とのコラボエコバッグは「まとめ買い」をする人が多かった

■ 反響は昨年の4〜5倍、注目は「ここでしか買えない」

同ポップアップは、2022年に続き2回目の開催。前回は、生きているミュージアム「ニフレル」、テキスタイルデザイナー鈴木マサル氏とのコラボ商品に大きな反響があった。そのため、今年は初日入場の事前抽選の申込が、昨年の4〜5倍になるほど開催前から注目されていた。

2023年は「食」に関する多様な楽しみ方がテーマ。会場で特に人が集まっていたのは、テーブルウェアブランド「yumiko iihoshi porcelain」とのコラボレーションの食器だ。実は、よく見ないとわからないような釉薬のムラなどからA品としては販売できない食器に、「ファミリア」の1960年代ごろのアーカイブ柄を施したアップサイクル品(2750円〜)となっている。

絵柄は「ファミリア」で過去に使用されていたデザインで、イイホシユミコと同社のデザイナーが選定したという

イイホシさんとファミリアでお皿に合う柄を選んだという食器は、通常は購入できないとあって、個数制限いっぱいの10個を買う人が続出していた。

また、クマのファミちゃんやファミリアのロゴがプリントされたカリフォルニア発のバッグブランド「BAGGU(バグゥ)」のエコバッグ(ベビーサイズ3300円、スタンダードサイズ3850円)も、3個以上を手にしている人ばかりで、補充してもすぐになくなる状態に。

神戸御影のフランス焼き菓子店「マモン・エ・フィーユ」のビスキュイと巾着のセット、およびバッグとポーチは事前オンライン販売ですでに完売。オリジナルチャーム(4950円)とタオルハンカチ(2530円)が店頭に並んだ。

「ユーハイム」が開発したAI「THEO(テオ)」によって作られたバームクーヘン(1944円)

■ 「食器が一番の目的で来た」女性も

大阪・堺から事前抽選に当選して訪れたという女性は、「食器が一番の目的で来ました。子どもが『これがいい』と選んでいたものを中心に、いろいろな柄とサイズを買った感じです。ほかにエコバッグは3人で3個ずつと、子どものエプロンも買いました」と声を弾ませた。

『みらい百貨店』初日の様子(26日・大阪市内)

『みらい百貨店』は「阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11」にて、8月1日まで開催。7月27日からは整理券なしで入場可能だが、コラボ商品は在庫がなくなり次第終了となるため欲しい人は急いで。

取材・文・写真/太田浩子

『みらい百貨店』

期間:2023年7月26日(水)~8月1日(火)
会場:阪急うめだ本店 1F・コトコトステージ11(大阪市北区角田町8-7)

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