生きづらさを感じる若い女性が半数を超える 仙台市の調査

仙台市が若い女性を対象に行った調査で、半数を超える人が生きづらさを感じていることが分かりました。

この調査は、若い女性が抱える悩みを知って対策に生かそうと、仙台市が18歳から39歳までの女性5000人を対象に行いました。

回答した1649人のうち56.5パーセントが困りごとを抱えていて、具体的には「家計が苦しい」が29.0%、次いで「家事・育児・介護の負担が大きい」が13.4%「人間関係がうまく築けない」が11.5%などとなっています。

「生きづらさを感じているか」という質問には「そう思う」が21.0%「どちらかといえばそう思う」が30.4%で、半数を超える女性が生きづらさを感じていることが分かりました。

男女共同参画課西山祥子課長「女性の相談窓口では若年の年齢層の方の相談が少ないですけれども、だからといって悩みを抱えていないわけではないということが分かりました」

市では、生きづらさを感じる背景に子どもの頃に家庭や学校などで傷ついた経験が影響しているのではないかと考え、その関係についても質問しました。

その結果、過去に傷つく体験をし今も回復していないと答えた人は、生きづらさを感じる割合が85.4%に上ることが分かりました。

男女共同参画課西山祥子課長「行政だけではなく、民間で活動されている支援団体の皆様にも共有して連携した取り組みにつなげていくということが重要」

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