英明が12年ぶり3回目の夏の甲子園へ 2年連続準優勝の無念晴らす 香川大会【甲子園へのキセキ】

夏の高校野球・香川大会は決勝!英明が志度を下し、春夏連続の甲子園出場を決めました。

英明は2021年、2022年と2年連続で決勝で敗れ、2年連続であと一歩のところで甲子園を逃していました。

(英明/中浦浩志朗 主将[3年])
「あとひとつの重みというか難しさというのは自分たちが一番わかっている。上からじゃなく、チャレンジャーの気持ちっていうのを忘れずに、次の試合を全力で戦い抜きます」

対する志度の4番でエース、新鞍護は、父であり監督でもある幸一さんとの甲子園出場を目指していました。

(志度/新鞍護 投手[3年])
「お父さんと一緒に甲子園に行きたいっていうことは入った時からの目標なので。いい形で恩返しできるように頑張りたい」

3度目の正直か…親子の夢か…それぞれの思いが詰まった決勝戦は序盤から試合が動きます。

1回、英明は2アウト2塁の場面で4番・寿賀が右中間へ先制の2ランホームランを放ちます。

そのウラ、英明の先発・下村は、2アウト2塁の場面で志度の4番・新鞍を打席に迎えます。ここは下村が新鞍をセンターフライに打ち取り、得点を許しません。

英明は2回にも2点を奪うと、3回には6番大島がライトスタンドへの2ランホームランを放ち、6対0と志度を引き離します。志度の新鞍はここでマウンドを下ります。

10点差で迎えた6回。志度は先頭の新鞍がセンター前ヒットで出塁すると、この回相手のミスなどもあり2点を返します。

それでも英明は9回にも3点を追加。志度の新鞍は9回ウラにタイムリー内野安打を放ちますが、最後は英明の3番手・寿賀が締めて、勝利。 2021年2022年と決勝で負けた無念を晴らし、英明が12年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めました!
【英明 13-5 志度】

(英明/寿賀弘都 選手[3年])
「1年生のときとから決勝の舞台で負けて泣いている先輩っていうのをずっと見てきたので、自分たちは絶対行こうって春のセンバツ終わってから掲げていたので、支えてくれた人、たくさんいるので、そういう人たちにも感謝して甲子園でプレーしたいです」

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