三菱自動車、タイで新車発表 最重要拠点の東南アジア強化

26日、バンコクで発表された三菱自動車のピックアップトラック「トライトン」(共同)

 【バンコク共同】三菱自動車は26日、タイの首都バンコクで約9年ぶりにフルモデルチェンジした主力のピックアップトラック「トライトン」を発表した。加藤隆雄社長兼最高経営責任者は報道陣の取材に応じ、最重要拠点と位置付ける東南アジア諸国連合で、電気自動車を中心に存在感を高める中国メーカーに対し攻勢を強める考えを示した。

 三菱自は8月10日から開催されるインドネシア国際オートショーで新型コンパクト・スポーツタイプ多目的車を初披露するなど新型車を相次いで投入する予定。加藤氏は「しっかりとした商品の投入とサービス網の充実で、ブランド力をさらに高めて中国メーカーに対抗していく」と述べた。

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