Ken Yokoyama、2023年第2弾シングル『My One Wish』は木村カエラをゲストボーカルに迎えた「Tomorrow」収録! 今秋、初の東名阪ホールツアー開催決定!

Ken Yokoyamaが2023年5月のシングルリリースに続き、この秋に2023第2弾シングルをリリース。『My One Wish』と題した今回のシングルは3曲入りとなり、ゲストボーカルに木村カエラを迎え、コロナ禍の配信ライブで披露した「Tomorrow」を改めてレコーディングして収録。9月20日発売となる。 また、この秋、自らの冠ツアーとしては初の東名阪ホールツアーを開催することも決定した。 アフターコロナとなり、Ken Yokoyamaの活動が新たな広がりを見せている。コロナ禍になってから何度も経験した座席指定ライブを経て、5月には自身初の日比谷野外大音楽堂公演『DEAD AT MEGA CITY』を開催し、ライブハウスと変わらぬ熱狂を生み出した。 さらに、今彼らが取り組んでいるのはシングルシリーズだ。音楽の聴かれ方がサブスク中心へと変化したことや、2、3年ごとにアルバムを出すのではなく、作品というバンドとしてのステートメントを数多く発表したいという思いからはじめたもので、その第1弾となる『Better Left Unsaid/Whatcha Gonna Do』はレーベル直販/受注生産のCDとサブスクという変則的な形でリリースされた。

それから4カ月後にリリースされる本作『My One Wish』は、3曲入りのシングルとなる。表題曲は、もし生まれ変わるなら運命が自分をギターへと導いてくれたらいいのだがという願いからはじまる、Ken Yokoyamaお得意の疾走感あふれるカラッとしたパンクチューンだ。8ビート、2ビートとグルーヴを展開させていく手法は非常に巧みで、ライブで巻き起こる興奮が容易に想像できる。 「Time Waits For No One」はエッジの効いた重めなリフが牽引するハードチューン。タイトルどおり、時間は誰のことも待たないと自戒の念を込めつつも苦い真実を我々に突きつける。どちらも強力な楽曲なのだが、歌詞の締めも秀逸。横山とMinamiの作詞家としてのセンスが光る。 前作の収録曲は2曲だったが、今回は3曲入り。3曲目ではミュージカル『アニー』の主題歌「Tomorrow」をカバー。しかも、ゲストボーカルに木村カエラを迎えている。 これは2021年10月4日にKen Yokoyamaが配信スタジオライブを行なったとき、ゲスト出演した彼女とともに披露したことをきっかけに改めてレコーディングしたもの。歌は横山と木村の掛け合いで展開するのだが、2人の声の相性が非常にいい。横山のカバーセンスは90年代から定評があるが、これもまた彼らの評価をより高める1曲になるだろう。

▲木村カエラ

今作はそれだけではない。初回限定盤にはスタジオライブ3曲を収録したExtra Discが付く。1stアルバム『The Cost of My Freedom』収録の「Love Me Slowly」と3rdアルバム『Third Time's A Charm』収録の「Fuck Up, Fuck Up」を現メンバーで再録。さらに、Weezer「Teenage Victory Song」のカバーを収めている点も見逃せない。ちなみに、Extra Discの収録曲が配信される予定はないとのこと。 今作のリリース後、Ken Yokoyamaは名古屋ビレッジホール、大阪メルパルクホール、LINE CUBE SHIBUYAを回る初の東名阪ホールツアーを予定している。さらに、新曲の発表もまだまだ続くという。Ken Yokoyama始動から20年近くが経った今なお、これまでにない活動形態で精力的に駆け回る彼らの一挙手一投足が非常に気になる。

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