参政党 衆院選獲得目標を6→8議席に上方修正 東京ブロック女性候補者5人組「東京ファイブ」発表

参政党副代表兼事務局長の神谷宗幣参院議員(45)が26日、国会内で党の定例会見に出席。次期衆院選について「次の衆議院選挙では、6の比例ブロックで6人。それから小選挙区もしくは他の比例ブロックで合わせて2人狙いたい。合計8という目標を掲げております」とし、8議席獲得を目標に掲げた。

神谷氏は6月の定例会見で、党にとって初となる衆院選について議席獲得目標を「6」としていた。目標を2議席〝上方修正〟した理由について「6ブロックはきっちり獲りたいということなんですけど、そう言うと『そこだけか』ということになってしまいますので、他にも比例ブロックに出る方もいらっしゃいますし、小選挙区でも勝ちを取りにいくんだという支部もある」と説明した。

参政党は直近の各社世論調査で、国民民主党や日本共産党、公明党などと肩を並べる政党支持率をマーク。神谷氏は「各支部も前のめりになっている。最初から上限を6としてしまうと、そういう人たちの気持ちを受け止めることができない。あとプラス2、というふうに設定を上げた。選挙の準備期間の時間が増えましたので、6ということではなくもう2乗せていきたい、ということで上方修正した」と話した。

会見では、党ボードメンバーだった赤尾由美氏(58)を衆院選比例東京ブロックの単独候補(名簿2位)として発表。選挙区と比例代表で重複立候補予定の20~30代女性5人を「東京ファイブ」と命名し、同ブロックの名簿1位に置くという。

東京ファイブのひとりで、東京1区から出馬予定の吉川里奈氏(36)は、小学生の子ども3人を育てる看護師。「新型感染症がもう5類になった今、まだ子どもたちはマスクをつける必要があるでしょうか。子どもは自分で生きる環境を選ぶことができない。子どもたちの環境は、気づいた大人たちが変えないといけない。国民の代表、お母さんの代表として、私は立ち上がる決意をした」と語った。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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