朝ドラ・画工の野宮が教授を説得、SNS感動「変わったな…」

土佐の自然豊かな環境で生まれ育った主人公が、成長し植物学者として大成する連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。7月26日放送の第83回では、万太郎が謎の植物を発見した一方、画工の野宮は田邉教授にある話を切り出すシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

楽しそうに植物採取をする万太郎(神木隆之介)(C)NHK

長屋の住人・ゆう(山谷花純)に頼まれ引っ越しの手伝いに行く万太郎(神木隆之介)。ゆうと福治(池田鉄洋)が互いが抱えている不安や希望について語っている間、倉木(大東駿介)と柳の実をとっていた万太郎は、池に落ちてしまう。しかし、万太郎はそこである不思議な植物を見つける。

一方、田邊教授(要潤)は画工の野宮(亀田佳明)から、「正式な植物画家として万太郎を雇ってほしい」と訴えかけられる。その頃、万太郎は妻・寿恵子(浜辺美波)から金銭面が厳しいことを打ち明けられ、かつて田邉教授から「専属のプラントハンターとして雇う」と告げられたことを思い出すのだった。

今回の放送では、万太郎が植物学教室に与えた影響を語り、「この教室には今、私と槙野さん、2人の植物画家が必要なんです」と熱く訴えかける野宮の姿が描かれた。また、これまで誰の言葉にも耳を貸そうとしなかった田邉教授が、野宮の言葉を聞き表情を変化させるシーンも。

かつて万太郎に「(田邉教授に)逆らってはいけません」と忠告していた野宮が、今度は田邉教授に食い下がるシーンに、SNSでは「万太郎に逆らっちゃいけないって言ってたのに・・・変わったね、良き方に」「野宮さん、田邉教授に罵倒されたのによく進言してくれたな」「画家として、教師としての野宮さんの心が熱い」など称賛の声が相次いだ。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。7月27日放送の第84回では、万太郎が池で見つけた植物を教室に持っていくと、そこに田邉教授がやってくる。

文/つちだ四郎

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