北米でEV充電の合弁会社 ホンダやGMなど7社合意

電気自動車(EV)の急速充電器=米オレゴン州(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】ホンダと米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)、ドイツの高級車メーカーのメルセデス・ベンツグループなど計7社は26日、北米で電気自動車(EV)の急速充電器を整備する合弁会社を設けると発表した。年内設立を目指す。来年夏に米国で充電器の導入を始め、米国とカナダで少なくとも計3万基に広げる。

 EV普及の課題となっている充電インフラを整え、市場拡大に弾みを付けるのが狙い。充電器はEV大手テスラの規格「NACS」と、別規格「コンボ」の両方に対応させる。

 参加するのは他にドイツのBMW、韓国の現代自動車と起亜自動車、欧米ステランティス。米国は30年までに新車販売の5割をEVなどのエコカーにする目標を掲げており、7社は利用しやすい充電網を整備することでEV普及を後押しする。

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