畑岡奈紗はウッド系が心配「あんまり良くない」

4度目の大会出場となる畑岡奈紗(撮影/村上航)

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 事前(26日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6527yd(パー71)

「ゴルフの調子はあんまり良くない。ティショットとか、ウッド系。コースがすごく難しい」。畑岡奈紗は険しい表情で今の状況を説明した。

3週前のメジャー「全米女子オープン」最終日を1打差首位で出たが、「76」とスコアを落とし、6打差の4位で終えた。

「悔しかったですし、終わってからも、もっとこうできたのかなと考える時間は多かった。やっぱりそれを生かしてくことしか悔しさは晴らせない。そうできるようにしたい」

2週間のオープンウィークは日本に一時帰国。栃木県の中禅寺湖で2人乗りのカヤックを楽しんだ。「前に進むのが難しかった。涼しくて気分転換になりました」。開幕前日はプロアマ戦で最終調整した。

大会は4度目の出場となり、これまでの最高位は昨年の15位。初日は午後1時3分(日本時間午後8時3分)に10番からティオフ。チョン・インジ(韓国)、リディア・コー(ニュージーランド)と同組となった。

前年大会3位。相性は良い西郷真央(撮影/村上航)

西郷真央は練習場などで調整した。前年大会を3位で終えるなど相性も良い。「コースも把握できているし、ちゃんとチェックできた」と話した。

「全米女子オープン」(33位)を終えて日本に帰国。師匠で男子プロ尾崎将司の練習場“ジャンボ邸”にも足を運び、修正に励んだ。

「上位にいかないと(尾崎に)認めてもらえない。決勝ラウンドでスコアを伸ばせるように頑張りたい。耐えるところを耐えてしっかりとチャンスを生かしたい」

前年は初日、2日目ともに「70」と伸ばし切れなかっただけにロケットスタートを心がける。(フランス・エビアン/玉木充)

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