「Gink Go」マウンテンバイクのようにスポーティな走りが楽しめるカーゴバイク

海外では荷物をたくさん積むことができるカーゴバイクが注目されている。その中でもスウェーデンの「Gink Go」は、他社には無いスポーティな走行ができるのが特徴だ。

Gink Goの特徴は、他社のカーゴバイクには無いスポーティな走行ができる事だろう。動画ではオフロードコースを駆け抜ける動画があり、大柄な車体に似合わずマウンテンバイクのような走りを行っている。

なぜ、このようなカーゴバイクが誕生したのかと言うと、創業者がクロスカントリーやトライアル、ロードバイク、ダウンヒル、大陸間の長距離ツアーを経験しており、子供の安全を確保しつつ、通常の自転車のように扱える軽量なカーゴバイクを探していった結果、開発するに至ったようだ。

Gink Goには人力バージョンだけでなく、電動アシスト版(Eバイクバージョン)も用意されている。フレームはGinkGo 6061 T6熱処理アルミニウム合金で、RALカラーの粉体塗装が施されている。標準色はトラフィックレッド – 3020だが、お客様の選択により他の色も選べる。また、RAWも選択可能である。

30.9 mmのシートポスト径(36.6 mmのシートポストクランプが付属)、BSA 73 mm BBシェル、テーパードヘッドチューブ、12 x 142 mmのスルーアクスル、180 mmディスクローターを装備。622 mm(28インチ)ロードホイールを装着した場合の最大タイヤ幅は50 mm、27.5インチMTBホイールを装着した場合の最大タイヤ幅は2.25インチである。

Brose S ALUドライブが搭載されており、トルクは90 Nm、最大アシスト率は380%、アシスト可能速度は最高25 km/h、連続定格出力は250W。ウォークアシスト機能も付いている。バッテリーは36ボルト、11 Ah、396Wh。

グループセットはシマノXT全体で、1×11のドライブトレイン、フロントブレーキ160 mmローター、リアブレーキ180 mmローター、ナローワイド34Tチェーンリング、ホローテックIIクランクセットが搭載されている。

ホイールは700c / 622 mmまたは27.5インチ / 584 mmで、32穴リム、ダブルウォール、ステンレス鋼スポークと真鍮ニップル、頑丈な都市用タイヤ、プレスタバルブ付きチューブが装備されている。また、黒色アルマイト処理のアルミ合金製キックスタンドと交換可能な足が付いている。別途、より高いサスペンションフォークバージョンも利用可能だ。

ステアリングは黒色アルマイト処理のアルミロッド、リンク、ステンレス鋼製のファスナーを使用。フォークはテーパードクラウン付きのカーボンフォーク(黒色のみ)で、15 x 100 mmスルーアクスル、160 mmディスク用のPMアタッチメント(大きなディスクサイズはアダプターを使用)。泥除けと一緒に使うと、最大タイヤ幅は50 mmまたは27.5インチホイールで2.25インチとなる。

他にも、黒色のアルミ合金製シートポスト、サドル、泥除け、黒色のフラットなアルミ合金製ハンドルバー、快適なグリップ、プラットフォームペダルが付属している。

最大荷重はライダーを含む180 kgで、前部のベッドは最大70 kg、後部のラックは最大25 kg(別途購入が必要)まで対応する。

Gink Goの日本での展開は不明だ。

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© シクロライダー編集部