今夏のマーケットでオーステンデから120万ポンド(およそ2.2億円)でコヴェントリー・シティへと移籍することになった坂元達裕。
ここまで3回の親善試合でウイングバックとして起用され、ゴールこそないものの多くのチャンスを作り出し、見事なドリブルを見せつけてファンを湧かせている。
『Coventry Live』によれば、コヴェントリー・シティのマーク・ロビンズ監督は坂元達裕(タツ)について以下のように話したという。
マーク・ロビンズ
「タツを見ればわかるだろう。気に入った点はたくさんあるよ。
彼は技術的に素晴らしい。パスも、ビジョンも、そしてそれを実行する力も。そして彼がゴールを決められる能力があることは疑いの余地がない。
時間が過ぎるにつれて、彼は言葉ももっとよく理解できるようになるだろうし、その点でも彼は努力しているよ。
彼のパフォーマンスは有望なものだったし、素晴らしい存在感だったよ。
主力の1人としてプレシーズンマッチに起用されている坂元達裕は、ジョッシュ・エクルズと右ウイングバックを争う立場となっている。ただ他のポジションで起用される可能性もあるようだ。
マーク・ロビンズ
右ウイングバックにタツとジョッシュ・エクルズがいることでいくつか異なるオプションが使えるようになったよ。
とはいえ、タツは非常に多用途な選手だ。どこでフィットすることができるのか、それは興味深いものになりそうだよ。なぜなら私は彼が様々なポジションでプレーできると思うからね。
(クラブ初の日本人選手を獲得した経緯は?)
リクルーティング部門のスタッフが補強のためにベルギーでスカウトを行っていた。そして、以前からチェックしていたある選手を見に行ったら、突然他の選手が目についたんだ。
そして、その人物をチェックして私に資料を送ってきた。それから私はそれに感銘を受けて獲得したということさ。スカウトチーフのディーン・オースティンをはじめとしたチームが下地を作ってくれたんだよ」
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ベルギーで他の選手をチェックしていたところ、なんと偶然坂元達裕を発見して獲得に動いたのだという。