ガーディアンズ・ロサリオとドジャース・シンダーガードがトレード

日本時間7月27日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、アメッド・ロサリオ(ガーディアンズ)とノア・シンダーガード(ドジャース)という実績のある選手同士のトレードが成立したようだ。ロサリオはガーディアンズの正遊撃手を務めている選手だが、今季がFA前の最終年。若手内野手が台頭しているチーム状況もあり、トレードの噂が絶えなかった。ガーディアンズはシェーン・ビーバーとカル・クアントリルの離脱で先発投手が不足しており、先発要員としてシンダーガードを獲得したとみられる。

現在27歳のロサリオは2017年にメッツでメジャーデビュー。2021年1月にフランシスコ・リンドーアを中心とした大型トレードでガーディアンズに移籍すると、正遊撃手に定着し、昨季は自己最多の180安打を記録した。今季はここまで94試合に出場して打率.265、3本塁打、40打点、9盗塁、OPS.675という成績。1試合3安打以上を12度も記録するなど、爆発力のある選手ではあるものの、攻守両面で安定感がなく、特に遊撃の守備ではチームの足を引っ張る場面が目立っていた。ドジャースはミゲル・バルガスやミゲル・ロハスの不振で内野手が弱点となっており、先日はレッドソックスからキケ・ヘルナンデスを補強。ロサリオはそれに続く内野手補強第2弾ということになる。

一方、現在30歳のシンダーガードは年俸1300万ドルの1年契約でドジャースに加入したが、12試合に先発して1勝4敗、防御率7.16と期待を裏切り、右手人差し指のマメの影響で6月上旬から故障者リスト入りしている。MLB公式サイトの情報によると、前半戦の最終カードであるエンゼルス戦でリリーフ投手として復帰させるプランもあったようだが、先発投手としての調整が優先され、現在はマイナーAAA級でリハビリ登板に取り組んでいる。ガーディアンズはビーバーやクアントリルの故障離脱によって先発ローテーションの一角がブルペンゲームとなっており、戦列復帰間近のシンダーガードで先発の穴を埋める狙いがあるものと思われる。

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