きびきびと消防救助、技術など競う 鶴岡で東北地区指導会、全国出場懸け

日頃の鍛錬の成果を披露する消防救助隊員たち=鶴岡市消防本部

 東北6県と新潟を加えた計7県の消防救助隊員が救助技術を競う「東北地区支部消防救助技術指導会」が26日、鶴岡市消防本部で開かれた。全国大会出場を懸け、参加者が日頃の鍛錬の成果を示した。

 36消防本部・消防局から約300人が出場し、本県からは5消防本部がエントリーした。5人1組で高さ約3メートルの壁を乗り越え、狭い空間をくぐり抜ける「障害突破」、7メートル下の要救助者を救出する「引揚救助」、20メートルのロープを渡る「ロープブリッジ救出」の3種目で、安全性とタイムを競った。

 参加者は大きなかけ声で、きびきびとした動きを披露した。鶴岡市消防本部の佐藤玄消防副士長(28)は「他県チームのレベルの高さに刺激を受けた」と話した。全国大会(8月25日、札幌市)への出場を決めた消防本部・消防局は次の通り。

 ▽障害突破=新潟市(新潟)八戸地域(青森)▽引揚救助=盛岡地区(岩手)新潟市(新潟)▽ロープブリッジ救出=魚沼市(新潟)新潟市(新潟)一関市(岩手)

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