7月26日の都心は今年の最高気温 7月の猛暑日も都心で過去最多

都内は7月26日も危険な暑さに、都心で37.7℃と今年一番の暑さとなり、7月の猛暑日の日数も8日目と、過去最多を更新しました。

7月26日の最高気温は都心で37.7℃と今年の最高気温を記録したほか、八王子で38.1℃、青梅で38℃を記録しました。

厳しい暑さの中、都心の納涼スポットでは…東京タワーのふもとでこどもたちの人気を集めるのが、「ちびっ子水遊び広場」です。小便小僧がランダムに動き、水が飛び出るユニークな噴水のほか、2人同時に滑れるウォータースライダーや大きなプールなど、子どもが喜ぶアトラクションが期間限定で設置され、7月26日も都心のオアシスとなった広場で、夏休み中の子どもたちが水遊びを楽しんでいました。

7月26日の都内は37℃から38℃まで上がったところが多く、体温を超える危険な暑さとなりました。また、都心は今月8回目の35℃以上で7月の猛暑日の日数が観測史上、最多となりました。まさに記録的な暑さになっている、ということですね。

地球温暖化や都市化の影響もあって、猛暑日の日数は増えてきています。都心で7月の猛暑日が5日以上になったのは観測開始以来126年間一度もなく、2001年が初めてです。それ以降は、頻度が高くなり、2000年代はすでに4回、記録されています。今年はその中でも最も多い8回の7月の猛暑日、7月27日以降も猛暑日が予想されるため、記録がさらに更新されそうです。一昔前とは暑さのレベルが変わってきているんですね。

そして猛暑が続く中で熱中症による搬送者数も増えています。7月10日からの週に搬送者数が一気に3倍近く増えているのがわかります。急増したきっかけのひとつは、猛暑とみられていまして、10日は都心を含め各地で今年初めての猛暑日に、そしてこの時期から夜も気温があまり下がらず、熱帯夜が続くようになってきました。

熱中症の要因は気温だけではありませんが、猛暑日や熱帯夜は、熱中症への警戒を高めるひとつの目安と考えて対策して頂きたいです。猛暑日や熱帯夜がこれだけ増えてくると危機感も薄れがちになりますが、注意ですね。特に、加齢により暑さを感じにくくなる高齢の方は注意が必要です。搬送される人の半数以上は65歳以上の高齢者です。猛烈な暑さは来週にかけても続く見込みですので少しでも暑さをしのぐ工夫をしてください。

© TOKYO MX