猛烈な暑さ 週末以降も続く予想 連日40℃に迫る所も 突然の夕立に注意

 きょう(木)も、危険を感じるほどの暑さが続いている。昼過ぎにかけて35℃以上の猛暑日が200地点を超え、中には40℃に迫る勢いで気温が上がる地点もありそうだ。可能な限り暑い時間帯は外出を避け、少しでも涼しい場所で過ごすなど体調管理を心がけたい。なお、午後は内陸を中心に夕立が予想されるため、局地的な激しい雨、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要だ。

とにかく暑い

 きょう(木)も朝から日差しが強く、一瞬で汗が噴き出してしまうような暑さが続いている。東京都心は午前10時前に気温が35℃に達し、これで今月の猛暑日は9日目となり、7月の最多記録を更新した。午後は一段と気温の上がる地域が多く、内陸は40℃に迫る所がある見込み。きょうは、西・東日本だけでなく、北海道でも熱中症警戒アラートの発表されている所がある。万全な熱中症対策が必要だ。

 なお、気温の上昇や上空の寒気の影響で、これから今夜遅くにかけて広い範囲で大気の状態が不安定となる見込み。きのうと同様、内陸を中心に局地的に雷雲が発達して、激しい雷雨に見舞われるおそれがある。落雷や竜巻などの激しい突風、道路の冠水による交通への影響、降ひょうに注意が必要だ。

 焼けつくような暑さは、週末以降もしばらく続く見込み。関東から西の各地は引き続き35℃を超える日が多く、沿岸部は朝晩も気温が下がりにくく寝苦しいことが予想される。なお、夕立による局地的な雨の強まりがある一方、梅雨明け後はほとんど雨が降っていない地域もある。農作物は高温とあわせて、水の管理にも注意が必要となる。

沖縄 高波警戒

 台風5号の影響で、沖縄の先島諸島では大しけとなっている。沖縄は高波に警戒すると共に、強風や急な強い雨に注意が必要だ。なお、日本の南海上にある熱帯低気圧は今後、台風に発達して31日(月)ごろから沖縄に近づくおそれがある。台風5号より進路が東寄りと予想されるため、沖縄・奄美は週明けに雨や風が強まる可能性がある。(気象予報士・高橋和也)

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