神宮外苑オブジェ火災、無罪主張 過失致死傷罪に訴因変更

東京・明治神宮外苑のイベント会場で、男児が死亡した木製オブジェ火災の現場=2016年11月

 東京・明治神宮外苑のイベント会場で2016年に木製オブジェが燃え、幼稚園の男児=当時(5)=が死亡した火災を巡り、重過失致死傷罪に問われた日本工業大(埼玉)の元男子大学生2人(当時18歳、19歳)のやり直しの公判が27日、東京簡裁(三神晴彦裁判官)で開かれた。検察側の請求に基づき過失致死傷罪に訴因変更され、2人は火災を予見できなかったとして改めて無罪を主張した。

 21年7月の一審東京地裁判決は2人を禁錮10月、執行猶予3年とした。だが22年9月の二審東京高裁判決は法定刑の上限が罰金刑の過失致死傷罪に当たるとして、一審判決を破棄し、審理を簡裁に移送した。

© 一般社団法人共同通信社