東証、午前終値3万2729円 半導体重荷、買い戻しも

 27日午前の東京株式市場の日経平均株価は前日終値を挟んで一進一退の展開となった。朝方は半導体関連銘柄の下落が重荷となり値下がりしたが、売り一巡後は買い戻す動きがあり一時、上昇に転じた。

 午前終値は前日終値比61円13銭高の3万2729円47銭。TOPIXは0.07ポイント安の2283.02。

 朝方は売り注文が優勢で、前日終値からの下げ幅は一時100円を超えた。前日発表された半導体検査装置大手アドバンテストの2023年4~6月期の決算内容が振るわず、関連銘柄が売られた。FRB議長の記者会見で、金融引き締めに積極的な発言がなかったため円高ドル安が進んだことも売り材料となった。

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