千葉経済大附が好守から主導権を握る
7月27日、北海道インターハイ2023女子3回戦で関東大会女王・千葉経済大附(千葉県)と創部1年目にして出場を果たした地元・日本航空北海道(北海道[2])が対戦。好守からの早い展開で得点していった千葉経済大附が89-70で勝利し、ウインターカップに続いてベスト8進出を決めた。続く準々決勝では桜花学園(愛知県)と対戦する。
序盤、まずペースを握ったのは千葉経済大附。運動量を武器にディフェンスから早い展開を作り、#5坂口彩花、#7牧野琉依、#④角陽菜多がドライブ、ロング2Pなど得点する。一方、オール1年生ながら落ち着いたプレーを見せる日本航空北海道は、柔らかなタッチを持つ#6庵原有紗、#1宇都鈴々奈のジャンパー、#73中村泉咲の鋭いドライブなどで得点。185cmの#00カマラ ファトゥマタがリバウンドで頑張る。千葉経済大附がわずかにリードする形で進み、25-20で1Qを終えた。
日本航空北海道#6庵原 有紗
2Q千葉経済大附は、#④角がシュートレンジの広さを披露。ポストプレーから体をうまく使って決めると、ロング2Pも決める。さらに#7牧野、#9高品里桜も続き、リードを2桁に広げようとする。日本航空北海道はディフェンスに苦しみペイントエリア付近でのシュート成功率が落ちる。#6庵原が3Pシュート、ロング2Pと決めるが、徐々に点差は広がっていく。クォーター終盤にかけてターンオーバーも出たことによって、千葉経済大附がリードを広げ、49-34でハーフタイムを迎えた。
後半に入っても運動量をキープする千葉経済大附。絶えずプレッシャーをかけていくと、ミスを引き出して得点につなげ、3Q残り5分強で60-39とする。千葉経済大附は、その後も#4角を中心に得点し、71-45と差を広げて4Qに入る。
大差を作った千葉経済大附は4Q、フレッシュなベンチメンバーも投入。変わらずプレッシャーをかけていくが、日本航空北海道の心は折れない。集中力をキープしてバックコートからプレッシャーをかけ、早い展開で攻めていくと#00ファトゥマタ、#1宇都が得点。さらにキャプテンの#13西川葵が右ウイングから3Pシュートを決めるなど見せ場を作る。一時は30点差というところまで行ったが、19点差にまで縮めて試合終了。勝利した千葉経済大附は昨年のウインターカップに続いてベスト８に駒を進めた。
日本航空北海道#00カマラ ファトゥマタ
