【とうろう流し】4年ぶり手流し流灯が再開|今こそ平和に祈りを

8月6日8時15分。広島に原爆が落とされた瞬間に、毎年祈りを捧げている人も多いのではないでしょうか。世界情勢が不安定な今、広島からとうろう流しを通して平和へのメッセージを流してみませんか?

2023年の今年は、4年ぶりに「手流し流灯」が再開。当日の詳細を紹介します。

過去に開催されたとうろう流し

昭和22~23年頃から始まったと言われる「とうろう流し」は、今では世界中の人が訪れて平和を祈る催しとなりました。とうろうに思い思いのメッセージを書き、ろうそくに火をつけ原爆ドームを背景に元安川を流します。

2013年から、とうろうの一部の色紙には、原爆の子の像に手向けられた折り鶴の再生紙を使用。折り鶴の再生紙を希望の方は、購入時に折り鶴再生紙希望のむねをお伝えください。

とうろうは当日朝6時より、3つの受付テントにて受付開始。とうろうは一基800円で販売されます。実際に流すのは18時からで、21時には終了する予定です。なお、とうろうが売り切れ次第販売は終了となるため、早めの購入がおすすめです。

実際にとうろうを流すのは、原爆ドーム対岸、太田川親水護岸。とうろうの光を受ける原爆ドームの姿は、多くの願いや祈りで包まれます。

2つのセレモニーが開催決定

そのほかにも、昨年に続き「とうろう流しミュージックセレモニー」が開催されます。7人と1組の音楽奉献者による演奏は、とうろう流しの情景にぴったり。

なお、2023年は「広島愛の川プロジェクト」とし、二部にわかれた平和への発信も行います。第一部は17:30~とうろう流し会場(原爆ドーム対岸)にて、第二部は19:00~おりづるタワー屋上にて開催。ゲスト歌手として広島にゆかりがあるHIPPYさん、島谷ひとみさん、二階堂和美さんが登場予定です。

とうろう流し詳細

二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、残された我々は祈りを捧げ、出来事を風化させないことが大切です。一年に一度のこの日に、とうろう流しを体験してみてはいかがでしょうか?

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