神奈川県真鶴町の松本一彦町長らが選挙人名簿を町長選で不正利用し、町が公選法違反などの疑いで刑事告発した問題で、町選挙管理委員会は27日、政治団体が松本氏のリコール（解職請求）に向け提出した署名が、解職の賛否を問う住民投票に必要な数を上回る2350人分あると確定させた。9月までに投票が行われる見通し。過半数の賛成で失職する。
投票には有権者の3分の1（2073人）以上の署名が必要だった。町民らでつくる政治団体が6月、署名を提出。選管は当初2362人分を有効としたが、一部で同一筆跡の疑いがあるなどとする松本氏の異議を受け、調べていた。
