「結果を残したいと思っていた」先制弾でPOTM選出の猶本光、なでしこの努力家は他競技からの助言も吸収

[写真:Getty Images]

なでしこジャパンのMF猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)がワールドカップ(W杯)での初ゴールを喜んだ。

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26日、なでしこジャパンはオーストラリア&ニュージーランド女子W杯グループCの第2節でコスタリカ女子代表と対戦。猶本、藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)のゴールで、2-0と勝利を収めた。

今大会が自身にとって初のW杯。将来を嘱望されながらも、大舞台とは縁がなかった猶本だが、先発起用に応える見事な左足のゴールでチームに勢いをもたらした。

「この試合で結果を残したいと思っていたので、それができて嬉しいです。まだ次のスペイン戦もありますし、一戦一戦しっかり勝ちをつかみとりたいと思います」

「自分のゴールで勝たせたいと思っていたので、チームに貢献できてすごく嬉しいです」と、試合後のフラッシュインタビューで顔をほころばせた猶本は、この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)にも選出された。

国際サッカー連盟(FIFA)は、猶本のこれまでの経歴や努力を紹介。苦手としていたフィジカル面の向上のため、筑波大学在学中には陸上競技、やり投げの選手などにアドバイスを求めていたこと、W杯で足跡を残すために様々な努力をしてきたことを伝えている。

また、なでしこや浦和Lの先輩である安藤梢も「彼女は多くのいら立ちや失望を経験しましたが、決して諦めませんでした。だからこそ彼女はここにいて、人生最高の瞬間を楽しんでいるんです」と、猶本を評している。

これらはW杯開幕直前にWEリーグ公式YouTubeチャンネルが公開した「WE LIFE-WEリーグの主人公たち-『努力の天才』周囲はそう語る」の中でも確認できる。

なでしこの試合後に行われたスペイン女子代表の結果を受け、2連勝を飾った日本とスペインのノックアウトステージ進出も決定。12年ぶりの頂点へ、背番号「8」の活躍は欠かせない。

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