NHK総合で8月2日放送の「解体キングダム」（水曜午後7：57）では、松任谷由実のコンサート会場のステージの解体と次の会場での組み立て作業に密着する。
普段見ることのできない解体現場に潜入し、知られざる日本の超絶技術を紹介する「解体キングダム」。今回の現場は、J-POPの女王として長年、日本の音楽シーンを牽引してきたユーミンこと松任谷由実のコンサート会場。ユーミンのコンサートといえば派手な演出を駆使した一大エンターテインメントとして有名だが、今年はデビュー50周年を記念した全国ツアーを実施しており、ステージも豪華絢爛（けんらん）かつ大がかりな仕掛けが次から次へと飛び出す一大スペクタクルとなっている。
ファンにとってはたまらないが、当然ステージの装飾品は換えのきかない1点もの。パーツ一つ、ネジ1本すら失うことは許されない。ステージをすべての会場で完璧に再現するため、裏側では“チーム・ユーミン”と呼ばれる大勢のスタッフたちがコンサート終了直後からステージのバラし＝解体を開始。深夜まで作業を行い、トラックに積み込んだら次の会場へと移設する。
番組では6月18日、東京有明で行われたコンサートから、6日後の静岡までの「解体」と「設営」の一部始終に密着。普段見ることのないステージ解体の現場に“建築アイドル”伊野尾慧（Hey!Say!JUMP）と一級建築士の試験に合格した田中道子が潜入。タイムリミットが迫るなか、巨大セットを壊さずにバラす、建物の解体とは全く異なる職人たちの驚きの技に注目だ。
さらに今回、松任谷由実へのインタビューも実現。ツアーにかける思いや、舞台裏を支えるスタッフたちへの感謝など、心の内に迫る。松任谷は「デビューから50年、シンガーソングライターとしてずっと道なき道を進んできたので、たまに思います、『よくやってきたな』と。その50周年を記念する今回のツアーでは、ファンの皆さんに最高のスペクタクルを届けたいと思って取り組んでいますが、そのツアーを裏で支えてくれるスタッフたちは家族以上に家族のような存在です。私が無理難題を言っても、実現させるスタッフたちは本当にすごいです！」とメッセージを寄せている。
