『他の犬と遊ぶのが苦手』な犬の特徴3つ!克服するためにできることと配慮すべき愛犬の気持ち

「他の犬と遊ぶのが苦手」な犬の特徴

他の犬と遊ぶのが苦手でお友達犬がいない…と、愛犬を可哀想に思われる飼い主もいらっしゃるのではないでしょうか。

公園やドッグランで他の犬たちが仲良く一緒に遊ぶ様子を見ると、(何でうちの子だけ…?)と、思い描いていた愛犬との理想の暮らしとは違う現実に寂しさを感じたこともあるかもしれません。

他の犬と遊ぶのが苦手なのは、犬が苦手だからでしょうか。他の犬と遊ぶのが苦手なことは、悪いことでしょうか。

「他の犬と遊ぶのが苦手」な犬の特徴を知って、克服するために何かできるのか、愛犬のどんな気持ちに配慮すればよいのか、ぜひ一緒に考えてみましょう。

1.マイペースなのんびり屋さん

他の犬と遊ぶのが苦手な犬の特徴は、マイペースなのんびり屋さんであることです。

犬同士の遊びと言えば、おもちゃを引っ張り合って遊ぶイメージがあるかもしれません。マイペースなのんびり屋さんは、おもちゃを引っ張り合う遊びがあまり好きではない場合があります。

激しい遊びが苦手なのです。カミカミして遊んだり、転がるのを眺めていたり、遊んでいるようには見えないかもしれませんが、とにかくのんびりした遊びが好きなのです。

のんびりとマイペースに遊びたい愛犬の気持ちに配慮し、同じようにマイペースでのんびり屋さんな他の犬とであれば、一緒に仲良く遊ぶ姿が見られるのではないかと思います。

2.楽しくて興奮が高まりやすい

他の犬と遊ぶのが苦手な犬の特徴は、楽しくて興奮が高まりやすいことです。

他の犬は加減しつつ安全に遊んでいるにも関わらず、しつこく追いかけ回してしまったり、飛びかかってしまったりすることがあります。

興奮が高まりやすい犬を避けるように他の犬たちが遊び始めてしまうと、飼い主としては寂しい気持ちになりますよね。他の飼い主からも冷たい視線を浴びたことがあるのではないでしょうか。

克服するためにできることは、愛犬が興奮する前に遊びを一時的に中断することです。「おいで!」の呼びかけにも反応しない時は、リードを繋いで落ち着くまで休ませましょう。興奮したら中断、落ち着いたら再開、ということを繰り返します。

興奮が高まってしまっても叱らないであげてください。他の犬と遊ぶことが嬉しくて楽しくてテンションが上がってしまうだけなんだ、という愛犬の気持ちに配慮することが大事です。

3.パーソナルスペースをしっかり持っている

他の犬と遊ぶのが苦手な犬の特徴は、パーソナルスペースをしっかり持っているということです。

他の犬に対して「これ以上は踏み込んでほしくない」という限界の範囲が決まっているのです。「慎重な性格」「警戒心が強い」「犬見知り」というようなタイプの犬によく見られます。

この特徴を持った犬は、急に他の犬に唸ったり吠えたりすることがありますが、その時こそがパーソナルスペースに踏み込まれた瞬間なのです。しかし周りからは、攻撃されたように見えてしまうかもしれません。

克服するためにできることは、しつこく遊びに誘ったり、挑発してきたりする他の犬から愛犬を遠ざけるということです。しつこくする他の犬の間にスッと入り込み、愛犬のパーソナルスペースに踏み込んでしまうことを回避してあげるとよいと思います。

パーソナルスペースは、広いことが良くて狭いことが悪い、というわけではありません。他の犬と遊びたくないわけではないんだ、という愛犬の気持ちに配慮してあげられると仲良くできると思います。

まとめ

他の犬と遊ぶのが苦手な犬の特徴を3つ解説しました。

  • マイペースなのんびり屋さん
  • 楽しくて興奮が高まりやすい
  • パーソナルスペースをしっかり持っている

他の犬と遊びたいのに上手に遊ぶことができない、という場合には、克服するためにできることをしてあげた方がよいと思います。

他の犬と遊ぶことよりも飼い主(人)と遊ぶことが好き、という犬もいると思いますので、苦手なことを無理に克服する必要はないのではないでしょうか。

何よりも愛犬の気持ちを第一に考えてあげられることが大切だと思います。

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