キャリア官僚の募集開始、人事院 「19歳以上」に引き下げ後初

 人事院は27日、キャリアと呼ばれる国家公務員総合職の2023年度採用試験のうち、教養区分の募集を28日から始めると発表した。挑戦の機会を増やすため、同区分の受験可能年齢を4月1日時点で「20歳以上」から「19歳以上」に引き下げて以降、初の募集。締め切りは8月21日で、インターネットで受け付ける。

 総合職の採用試験は春と秋にあり、秋は法律などの専門試験を課さずに総合力を問う教養区分のみが行われる。大学に現役合格した場合は大学2年生から受験できるが、合格しても各省庁での面接に臨めるのは、従来通り大学4年生以降となる。教養区分以外は20歳以上で変わらない。

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