熱帯夜の日は死亡リスク上昇 心疾患や脳梗塞、筑波大

 25度以上の気温が続き「熱帯夜」となった日は、虚血性心疾患や脳梗塞などの死亡リスクが上がるとの分析を筑波大や国立環境研究所のチームが27日までにまとめた。気候変動の深刻化に伴い夜でも暑い日が増える傾向にあり、チームは「日中だけでなく夜間の気温も注意すべきだ」と指摘。エアコンの適切な利用などを呼びかけている。

 チームは1973~2015年の全国約2470万人の死因と気象のデータを活用。夜を含め一日の気温が25度を下回らなかった場合を熱帯夜として分析すると、そうでない日と比べ死亡率が全国平均で1.09倍になっていた。

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