アクアライン変動料金制 「交通量分散うかがえる」

アクアライン変動料金制 「交通量分散うかがえる」

 東京湾アクアラインの渋滞対策として、7月22日から試験導入が始まった変動料金制について、熊谷知事は27日、時間帯別交通量の速報データに触れ、「交通量が分散されたことがうかがえる」と評価しました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「料金が切り替わる19時・20時台のデータを見ると、恐らく料金変動によって交通量が分散されたことがうかがえるデータになっているのかなと考えている」

 これは、熊谷知事が27日の定例会見で述べたものです。

 アクアラインの変動料金制については、NEXCO東日本が26日、試験導入が始まった先週末の交通量の速報値を公表しました。

 それによりますと、23日・日曜日の時間帯別交通量を2022年の同じ時期の日曜日と比べると、料金が1200円から600円に下がる直前の午後7時台の交通量は、約350台減少しました。

 一方で、600円に下がった午後8時から11時台は約300台増加しました。

 このデータについて、熊谷知事は「変動料金によって交通量が分散されたことがうかがえるデータ」と評価しました。

 ただ、「まだ一日の効果測定だ」として、次のように述べました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「引き続き、長い期間しっかりと交通量や位置情報を活用した観光客の行動などをしっかりと分析して、できるだけ多くの人に来てもらい、長く滞在してもらえているかどうかを分析していきたい」

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