ビッグモーターシェア首位 中古車市場拡大に風評懸念

 帝国データバンクが27日発表した2022年度の中古車販売市場の動向調査によると、シェア首位は不正が相次ぐビッグモーターで約15%(推定約5800億円)を占めた。市場全体の規模は新車生産の遅れなどを背景に前年度比0.3%増の3兆9073億円となり、過去最高を更新。ただ最大手の不正による風評で業界イメージが悪化し、今後の需要拡大に水を差すことも懸念される。

 帝国データバンクによると、中古車販売市場は東日本大震災の被災地を中心に需要が高まった11年度以降、19年度まで9年連続で拡大。20年度はいったん減少したが、21年度以降は拡大が続いている。

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