ブライトンのデ ゼルビ監督がアディングラを称賛。「彼は“ビッグプレーヤー”だ」

写真:ブレントフォード戦の2ゴールで注目を集めるアディングラ ©Getty Images

現地時間26日、ブライトンはプレミアリーグ・サマーシリーズでブレントフォードを相手に2-0の勝利を挙げた。この試合で2ゴールを決め、注目を集めているのが21歳のコートジボワール代表FWシモン・アディングラだ。

アディングラはデンマークのFCノアシェランのユース出身で、2021年4月に行われたコペンハーゲン戦でトップチームデビューを飾り、その試合で初ゴールも記録した。翌2021-22シーズンは開幕からポジションをつかみ、左右のウイングを主戦場にリーグ戦31試合に出場して9ゴールを挙げた。

その活躍ぶりに目を光らせたのがブライトンだ。「両サイドでプレーできる創造的なアタッカーで一対一にも優れている。我々がしばらく注目してきた才能ある若いプレーヤーだ」として、2022年6月に4年契約を結んだ。同シーズンはベルギーのユニオン・サン・ジロワーズにレンタル修行に出ると、ここでも顕著な成績を残す。開幕戦でいきなりベルギーでの初ゴールを決めるなど存在感を示し、プレーオフを含むリーグ戦36試合に出場して12ゴール10アシストを記録した。

そして今プレシーズンでは、ブライトンの選手としてロベルト・デ ゼルビのチームに帯同。冒頭のブレントフォード戦で2ゴールを挙げるに至った。試合後、デ ゼルビ監督はアディングラについて次のように語っている。

「私は彼のクオリティをよく理解している。ブライトンにとって、彼は“もう一人のビッグプレーヤー”だ。我々はすべてのポジションに多くの選手を擁する、とても強いチームを作り上げようとしている」

この発言を受け、レポーターが「それは彼をブライトンにとどめて、新シーズンで重要な役割を与えるということか?」と問うと、デ ゼルビは「イエス」と回答。

ユニオンSGへのローンを経てブライトンへ帰還、さらに主戦場はウイングと三笘薫との共通点も多いアディングラは、新シーズンのブライトンで大きなサプライズをもたらす可能性を秘めている。

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