伊東ゆかり、オリジナルシングルEP46作品を全世界サブスク解禁! 今回の配信に向けオリジナルのアートワークも採用

歌手の伊東ゆかりが7月26日、キングレコードから発売されたシングル盤(EP)全46作品のストリーミング配信を各種音楽配信サービスにて開始した。

今年、芸能生活70周年、レコードデビュー65周年を迎えた伊東ゆかり。幼少期から進駐軍キャンプで歌い始めた伊東は、弱冠11歳の時に『かたみの十字架/クワイ河マーチ』で本格デビュー。1967年にリリースした“♪あなたがかんだ 小指が痛い”という歌詞が印象的な『小指の想い出』が爆発的なヒットとなり、ポップスから歌謡曲まで幅広く歌いこなす実力派歌手として数多くの作品を残してきた。

今回の配信では、オリジナルのアートワークが使用されているのも特筆すべき点だ。作品ごとにコンセプチュアルなアートワークにもぜひご注目いただきたい。

作品ピックアップ

『小指の想い出』
1967年2月10日リリース
(作詞:有馬三恵子/作曲:鈴木淳/編曲:森岡賢一郎)

いわずと知れた伊東ゆかりの代表作である。これまでの作品はポップスが中心だったため、小悪魔的かつ艶っぽい歌謡曲であるこの作品は伊東にとってかなり挑戦的な内容であった。しかし清純で控えめなイメージが強い伊東が歌うことによるギャップが一因となり150万枚を超える大ヒットとなった。56年を経た現在でも数々のアーティストによってカバーされている、まさに歌い継がれる名作。

『恋のしずく』
1968年1月20日リリース
(作詞:安井かずみ、作曲:平尾昌晃、編曲:森岡賢一郎)

『小指の想い出』に次ぐ、伊東ゆかりの代表作のひとつである。リリースから1カ月あまりでオリコンチャート1位となり、女性アーティストとしては初のオリコン1位獲得という快挙を遂げた。美しくも艶やかな安井かずみの詞と平尾昌晃が手がけたムーディーな旋律、清潔感のある伊東の歌唱という三者が奏でる絶妙なハーモニーが印象的な作品。

伊東ゆかり 配信タイトル一覧

かたみの十字架/クワイ河マーチ(1958年)
ラリパップ/汚れた顔の天使(1958年)
陽の輝く日/浪路はるかに(1958年)
フラフープ・ソング/月あかりの下で(1958年)
子供の行進曲/オールド・ブラック・ジョー(1959年)
パパの日記(※B面は青山ヨシオ『グラスを置いて踊ろうよ』)(1959年)
ポケット・トランジスター/16個の角砂糖(1961年)
ランナウェイ・ガール/ハッピー・バースデイ・スウィート・シックスティーン(1962年)
大人になりたい/コーヒー・デイト(1962年)
悲しきクラウン/涙の日記(1962年)
セコハン・ラヴ/愛の果てに(1962年)
いついつまでも/ジョニー・ジンゴ(1962年)
ヴァケイション/ロコモーション(1962年)
恋の売り込み/恋のブルージン(1963年)
ボビーに首ったけ/夢みる16才(1963年)
夢見る片想い/悲しいテレフォン・デイト(1963年)
キューティー・パイ/ターキー・ダンス(1963年)
キャンドル・ライト・キッセス/ワン・ボーイ(1963年)
あたしのベビー/恋はいじわるネ(1963年)
歌をおしえて/聞いちゃった 歌っちゃった 泣いちゃった(1964年)
ネイビー・ブルー/わんぱく旋風(1964年)
あのひとのくせ/ひょっとしたら(1964年)
キス・ミー・セイラー/シャングリラ(1964年)
マイ・ボーイ・ラリポップ/どうしましょう(1964年)
愛はすぐそこに/恋のブルー・アイズ(1964年)
恋する瞳(※外国語)/愛のめざめ(1965年)
恋する瞳(※日本語)/過ぎ去った恋(1965年)
おしゃべりな真珠/ふりむいた恋(1965年)
花の落ちる時/ポコ・ドポ(1965年)
すてきなカプチーナ/ミア・ステラ(1965年)
マリソルの初恋/そよ風にのって(1966年)
愛は限りなく/花のささやき(1966年)
この気持を/淋しくて淋しくて(1966年)
幸福くん/もう一人私がいた(1966年)
ちいさな恋/わたしのお星さま(1966年)
小指の想い出/夜霧にかくれて(1967年)
あの人の足音/誘わないで(1967年)
恋のしずく/あなたの言った言葉(1968年)
星を見ないで/潮風のふたり(1968年)
朝のくちづけ/愛を知ったの(1968年)
知らなかったの/おしゃれな恋(1969年)
愛して愛して/愛するあした(1969年)
朝を返して/横を向いたの(1969年)
青空のゆくえ/宿命の祈り(1969年)
裸足の恋/夢を追う女(1970年)
結婚/淋しいから(1970年)
※()は発売年

▼伊東ゆかり各配信サイトURL
https://king-records.lnk.to/yukari_itoPR

伊東ゆかり プロフィール

1953年、わずか6歳の時に米軍の下士官クラブにてステージデビュー。その後1958年にキングレコードより『クワイ河マーチ』でレコードデビューを果たした。1963年には中尾ミエ、園まりとともにテレビ番組「スパークショー」で「3人娘」としてトリオ結成。1967年には『小指の想い出』が爆発的ヒットし、日本レコード大賞・歌唱賞受賞。1968年に立て続けて『恋のしずく』『朝の口づけ』『知らなかったの』と大ヒットを飛ばし、翌年NHK紅白歌合戦では赤組司会を担当した。
1977年にはTBSの「サウンド・イン“S”」にレギュラー出演。洋楽を中心とした構成の番組で“大人の歌手”として高い評価を得る。1992年にはTBSの連続ドラマ「愛はどうだ」やNHK朝の連続ドラマ「ひらり」に出演し、女優としても活躍の場を広げる。2003年に第45回日本レコード大賞功労賞を受賞。
2005年中尾ミエ、園まりと40年ぶりに“3人娘”を再結成し、「メモリアルコンサート~ニッポンを元気に~」と題して全国でコンサートを展開。ステージデビューから数えて70周年記念イヤーとなる今年も様々なことに挑戦を続けている。

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