植物を愛する主人公が上京し、やがて植物学者として世に認められる姿を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。7月27日放送の第84回では、徳永助教授がある決断をするシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。
池で見つけた水生植物を見せる万太郎(下段左、神木隆之介)(C)NHK
池で見つけた不思議な水草を調べるため、植物学教室に持ち込んだ万太郎(神木隆之介)。教室の徳永助教授(田中哲司)や学生たちが熱心に観察していると、田邊教授(要潤)がやってきて水草に興味を示す。
田邉教授はその水草が日本では未発見の希少な植物であることを教え、万太郎に論文と植物図を書くよう指示する。万太郎が田邉教授に認められたい一心で研究に励んでいると、なんとその植物が開花するのだった。
徳永助教授が日本の植物学の水準に追いつくため、「留学したい」と田邉教授に切り出すシーンが描かれた今回の放送。
本来は日本文学を愛し外国文化が苦手だった徳永助教授の決断、そして田邉教授が「遅いくらいだ。さっさと行っておいで」と返事するシーンに対し、SNSでは「研究をともにした学生たちが羽ばたいていくのに触発されたんだね」「徳永助教授いなくなると寂しい」「田邉教授はずっと徳永助教授に留学しろって言ってたもんね」など、さまざまな意見が投稿されている。
放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。7月28日放送の第85回では、万太郎が発見した植物の論文と植物画を書き上げる。
文/つちだ四郎