元学生2人「予想できず」 オブジェ火災、やり直し公判

 東京・明治神宮外苑のイベント会場で2016年に木製オブジェが燃え、幼稚園の男児=当時(5)=が死亡した火災を巡り、過失致死傷罪に問われた日本工業大(埼玉)の元男子大学生2人(当時18歳、19歳)のやり直しの公判は東京簡裁(三神晴彦裁判官)で27日午後も続き、2人は被告人質問で「火災は予想できなかった」と述べた。

 火災は、オブジェ内を装飾していた木くずが落ちて投光器に接触し発生。投光器が発する熱を2人がどれくらい認識していたかが争点となり、元大学生(25)は「火災が起こるほど熱くなるとは思わなかった」、26歳の元大学生は「引火するとは想像しなかった」と主張した。

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