米GDP2.4%増 4~6月期、伸び拡大

 【ワシントン共同】米商務省が27日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比2.4%増だった。伸び幅は市場予想の1.8%増を大きく上回り、3四半期ぶりに拡大。景気後退懸念がくすぶる米経済の堅調さが目立った。

 物価上昇を抑えるために米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年から政策金利を引き上げており、景気を冷やす恐れが指摘されている。

 1~3月期の確定値は2.0%増だった。今回の4~6月期は個人消費が1.6%増で、前期の4.2%増から鈍化した。住宅投資は4.2%減だった。一方、設備投資は7.7%増となり大幅に拡大。輸出は10.8%減、輸入は7.8%減で縮小が目立った。政府支出は2.6%増だった。

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