ジオリト&ロペスを補強したエンゼルス ウォルシュのDFAを発表

エンゼルスはホワイトソックスとのトレードでルーカス・ジオリトとレイナルド・ロペスの両右腕を獲得したが、これに伴ってロースターの40人枠を2つ空ける必要が生じた。日本時間7月28日、タイガースとのダブルヘッダーに先立ってロースター変更が発表され、ベン・ジョイスが15日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移されたのに加えてジャレッド・ウォルシュがDFAとなった。一時は日常生活に支障が出るほどのコンディション不良に悩まされていたウォルシュだが、以前の状態に戻るのは難しいと判断されたのかもしれない。

ホワイトソックスとの2対2のトレードで、エンゼルスは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで2位のエドガー・クエロと3位のカイ・ブッシュという2人の有望株を放出。今季終了まで保有できる「レンタル選手」として先発右腕ジオリトと救援右腕ロペスという2人の即戦力を獲得した。「スポーツ・イラストレイテッド」のトム・バードゥッチ記者によって「大谷翔平をトレードしない方針を固めた」ことが報じられたばかりだったが、買い手に回ることを決めた直後に大型トレードが成立。エンゼルスは将来を犠牲にしてでも今季のプレーオフ進出に賭けた形となる。

ジョイスは右腕の尺骨神経炎で6月上旬から故障者リスト入り。エンゼルス公式サイトの情報によると、8月中に復帰できる可能性があるようだが、60日間の故障者リストに移されたため、戦列復帰は最短でも8月中旬以降となった。一方、ウォルシュは頭痛と不眠症によって開幕から故障者リスト入りし、5月中旬に戦列復帰を果たしたものの、28試合に出場して打率.119、1本塁打、OPS.468と大不振。6月下旬にマイナー降格となり、再調整を強いられていたが、ジオリトとロペスの加入に伴ってDFAが決まり、ロースターの40人枠から外されることになった。

なお、エンゼルスは日本時間7月29日から始まるブルージェイズ3連戦の初戦の先発投手をチェイス・シルセスと発表していたが、ジオリトが前回登板から中4日で先発することが決まった。

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