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【ニューヨーク共同】27日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は14営業日ぶりに反落し、前日比237.40ドル安の3万5282.72ドルで取引を終えた。前日まで1987年1月以来、約36年半ぶりに13営業日続伸したことを背景に高値警戒感が強く、利益確定売りに押された。
朝方発表された2023年4~6月期の米実質国内総生産(GDP)の速報値は年率換算で前期比2.4%増となり、市場予想の1.8%増を大きく上回った。米経済が堅調なのを好感して一時は約125ドル上昇したものの、その後は利益確定売りが膨らんでマイナス圏に沈んだ。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は続落し、77.17ポイント安の1万4050.11。
個別銘柄では、機械のハネウェル・インターナショナル、金融・旅行のアメリカン・エキスプレスの下落が目立った。ITのIBMは買われた。
米CNBCテレビによると、もしもダウ平均が14営業日続伸していれば1897年以来の記録となっていた。