知らない間に食べて肉の脂肪酸の過剰摂取を招いているパーム油!日常に潜むパーム油を含んだ食品とは!?【図解 脂質の話】

肉の脂肪酸は摂取過剰?

オメガ3系の不飽和脂肪酸を含む魚の油に対して、肉の脂にはメリットがないのでしょうか?

肉の脂は、飽和脂肪酸とオメガ9系がほぼ半々で、これにわずかにオメガ6系を含むという成分構成です。もちろん、これらの脂肪酸も一定のバランスで摂るべきなので、「肉の脂はよくない」と一概にいえるものではありません。

「いや、パーム油なんて摂っていないよ」とお思いでしょうか? じつはこの油、即席ラーメンやマーガリンをはじめ、さまざまな加工食品に使われている油なのです。

液体にも固体にも加工しやすく、原価が安いため、日本国内では供給量2位を誇るメジャーな植物性油です。加工食品をある程度食べている人なら、間違いなくそれなりの量を摂取しているでしょう。

このような油があることを考えると、肉の脂は飽和脂肪酸やオメガ9系の過剰摂取を招くリスクがあるといえます。少なくとも、脂質を摂る目的では肉の脂身にメリットはないでしょう。肉と魚の違いとして覚えておきたいところです。

肉の脂肪酸は他の油脂で代用可能

シリーズ累計250万部を突破した「図解シリーズ」の読みやすさ

図解シリーズは、文章と分かりやすい図で解説という形で構成されているので、本が苦手な人にも理解しやすい内容です。

図解シリーズには、健康・実用だけではなく大人の学びなおしにピッタリな教養のテーマも満載。さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!

気になる中身を少しだけご紹介!油料理を食べると「胃もたれ」するのはなぜ?

胃もたれの原因は油だけじゃない!?

10代、20代の頃はいくら脂っこいものを食べても全然平気だったのに、30代を過ぎたあたりから食後のひどい胃もたれや胸焼けで悩まされるように・・・・・・。これではせっかくの楽しい食事も思い出も台無しですよね。なかには油の摂取量に気を付けているにも関わらず、頻繁に胃もたれを起こしてしまう人もいるようです。この原因は何なのでしょうか?胃もたれや胸焼けの原因はズバリ「消化不良」です。本来、食事で食べすぎたものは胃で溶かされ、小腸に送られて消化、吸収されますが、これがうまく機能せず、食べ物が胃に留まり続けると胃もたれが起きるのです。

では、これを避けるにはどうするか。まずは食べ過ぎ、飲み過ぎに注意することです。どんな食事でも満腹になるまで食べたら、胃腸の処理が追いつかなくなるのは当たり前。とくにビュッフェ形式の食事や酒の席ではついつい胃袋の限界まで食べてしまいがちなので、いつもよりゆっくり食べることを意識して、「だいぶお腹が膨れてきたな」と感じたら、そこで箸を置くようにしましょう。この他、加齢や妊娠、ストレスなども消化機能低下の原因といわれています。食事の際に一緒のタンパク質を摂る、なるべく脂質量を減らすなど、胃腸が働きやすい環境を作ることでも胃もたれの予防、軽減が可能です。

★油と脂は何が違うの? ★油をまったく摂らない食生活を続けるとどうなるのか ★揚げ油の使い回しはからだに毒だった!? ★肉の脂身にはメリットがない?
などなど気になるタイトルが目白押し!

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』
監修:守口徹

投稿 お肉料理の落とし穴!肉の脂身にメリットはない【図解 脂質の話】ラブすぽ に最初に表示されました。

【書誌情報】 『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』 守口 徹

従来は高カロリーの代表として敬遠されてきた油ですが、最近では糖質制限の普及もあり、良質な油の種類や使い方に注目が集まっています。本書ではそんな脂質の働きから、ダイエットへの活用法まで、すぐに使える実用的な情報を幅広く紹介。「油って摂りすぎるとホントに太る?」「1日に必要な量と摂るべき油の種類って?」「摂らない方が良い油とは?」など、自分や家族の健康のために使える一生モノの知識が満載です!

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